お知らせ Information
2015.9.25
お役立ち情報
バリアフリーについて(浴室編)
浴室リフォームでバリアフリー化をするのであれば、「滑りにくくする」「動きやすくする」「段差をなくす」といったポイントがあります。今すぐ必要はない場合でも、将来に備えて必要最低限のポイントを確認しておきましょう。
①現状の滑りやすさを確認!
現状の床が滑りやすいかどうかを確認しましょう。
実際に使用している中で問題があるかどうかを確認しましょう。
自分自身が普段から転倒などの危険性を感じているのであれば、滑りにくい床材にする事を検討してみましょう。
②段差は大丈夫かを確認!
段差を解消しましょう。
脱衣所から浴室に入る際の段差がどのくらいあるかを確認します。
理想としては段差なしですが、構造的に難しい場合もありますので、段差をどうするのかをしっかり検討し、問題がなければ段差を解消する事をオススメします。
③浴槽の高さとまたぎやすさ確認!
浴槽がまたぎやすいかどうかも重要です。
今は問題がなくても将来に備え、またぎやすいようにL字の手すりを付けられるようにしておくことも重要です。
又、手すりを設置する場合は、下地の強度が十分かどうか確認するようにしましょう。
こんなところも確認しましょう。
ヒートショックに気をつけましょう。
ヒートショックとは、急激な温度変化により体に及ぼす影響のことです。
冬場に暖かな部屋からひんやりとした脱衣所や浴室に移動することで血圧が急激に変化し、親近梗塞や脳血管障害などを引き起こしてしまいます。ヒートショックの死亡者のほとんどが高齢者です。
未然に防ぐには、浴室換気乾燥暖房機などを設置し、屋内との温度差をなくすようにする工夫が必要です。
高齢の使用者の状態に応じたバリアフリー化を行うには
高齢の使用者の状態に応じたより本格的なバリアフリー化を行うには、国土交通省の「高齢者が居住する住宅の設計に係る指針」を参考にすると良いでしょう。
また、同省の「住宅の品質確保の促進等に関する法律」では、高齢者などへの配慮対策が5等級に分けて示されていますのでこちらも参考にして下さい。