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2015.10.17
お役立ち情報
浴室リフォームの際に浴槽の材質について考えてみましょう
浴室リフォームを考える際に、在来工法でもユニットバス(システムバス)でも、浴槽の形状や材質を選ぶことができます。
浴槽の材質によって浴室のイメージがガラッと変わってきます。癒しの空間だからこそ、こだわりを持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか?ここでは浴槽の材質を紹介しますが、大きさや形状、お手入れ方法、価格など、様々な要素を総合的に考えて選んで下さい。
人工大理石(ポリエステル系とアクリル系)
合成樹脂などを原材料とした大理石風の素材で、保温性、耐久性の高いのが特徴です。
ポリエステル系とアクリル系があり、アクリル系のほうが高価で傷が付きにくい材質です。肌触りの良さと高級感もあり、掃除もしやすいので人気があります。商品バリエーションが多いため、サイズ・色合いの選択肢が多く、価格帯も広いため、予算に合わせて選択肢も広いです。
メーカーや商品によって品質に差異があるため、見極め重要です。
ポリエステル系はアクリル系より耐久性・耐衝撃性で若干劣ることも覚えておいて下さい
左:ポリエステル系 右:アクリル系
FRP(ガラス繊維強化プラスチック)
柔らかく温かみがある樹脂素材で、保温性、防水性に優れています。肌触りにもぬくもり感があります。色もカラフルでバリエーションも豊富でほかの建材とも調和します。汚れや傷が付きやすいという面もありますが、価格的にも手ごろで、軽量な素材です。
汚れが目につきやすいのが難点です。又、高温に弱いため空焚きには注意しましょう。
鋳物ホーロー
銅板ベースのものと、鋳物ベースのものがあります。鋳物は重いので施工に手間を取りますが、重量感があり丈夫ではあります。保温性、耐久性があり、肌ざわりがよいのが特徴です。色もカラフルでほかの建材とも調和します、表面が硬いので手入れもしやすい材質です。お手入れは比較的簡単です。価格はFRP・ステンレス等より高め。
表面に傷がつくとサビになる危険があります。保温性を高めるためには保温材のカバーが必要です。
ステンレス
汚れにくく、傷やサビにも強く、高い耐久性と保温性にすぐれているのが特徴です。着色やデザインで、右の写真のような金属特有の肌触りを抑えた商品もでています。価格も比較的お手ごろです。
肌ざわりの金属感に抵抗のある方や見た目が無機質なため、浴室リフォームで華やかさやぬくもり感を演出したい方には不向きな材質です。
木製
檜に代表される純和風イメージの浴槽です。温泉気分を味わうには最適です。保温性・耐衝撃性が高く、木材独特の心地よい肌ざわりが人気の理由でもあります。
ただ、木材の品質や材質によって耐久性などに大きな差が出てきますので、材質選びに慎重に行う必要があります。