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2015.10.17
お役立ち情報
浴室リフォームの際に浴槽の形状について考えてみましょう
浴室リフォームを考える際に、在来工法でもユニットバス(システムバス)でも、浴槽の形状や材質を選ぶことができます。浴槽の形状によって浴室のイメージがガラッと変わってきます。浴槽の大きさやカタチは、浴室の広さやプランニングによって決まりますが、形状には大きく分けて和式、洋式、和洋折衷の3つのタイプがあります。この形状によって出入りのしやすさなどが決まってきます。
和式
基本サイズ 幅:80〜120cm程度 高さ:60cm程度
和式は深さがたっぷりあり、ひざを折って入るので、肩までつかりたい人向きです。ただ、この入浴スタイルは水圧による影響で身体が収縮し、呼吸運動や心臓の働きが活発になり、心臓病や高血圧の人、あるいは高齢者にはあまり好ましくないとの指摘もあります。
腰をおろした状態で肩までつかるという入浴姿勢に基づいているため、リフォームに際して設置スペースが広くとれない浴室には最適の浴槽です。
洋式
基本サイズ 幅:120〜180cm程度 高さ:45cm程度
浅く長い浴槽に寝た姿勢で入浴できる洋式タイプは、体に無理な圧迫をかけません。 ただ、身体が浮くことがありますので、肩までつかれないと寒く感じてしまいます。また、介護を必要とする人を入れる場合には、縁が低いので入れやすいのですが、滑りやすく立ち上がりにくいので、滑り止めや手すりが必要です。
浅く長い浴槽に寝た姿勢で入浴できるのですが、浴室にある程度の広さが必要ですので、設置スペースを考慮に入れなければいけません。
和洋折衷式
基本サイズ 幅:110〜160cm程度 高さ:60cm程度
和式と洋式の両方の長所を合わせたタイプ。肩までつかれ、適当に身体を伸ばすこともできます。最近はこのタイプがよく使われるようになってきました。
システムバスに使われている浴槽はこのタイプがほとんどです。大きさや素材、価格もバリエーションが豊富なので、選びやすいタイプではないでしょうか。
その他
最近は上記の3タイプ以外にも様々な形状の浴槽がみられるようになりました。デザイン性を高めた形状、右の写真のような円形や半円形のものとこだわりを持つ方にも満足してもらえるような形状の浴槽が各メーカーから販売されていますので、こだわりのある方は自身の好みに合わせて探してみてはいかがでしょうか。